
奈良 壬生医院 透析病院 ZEB
2017.09竣工
ZEB(ゼロエネルギービルディング)のパイロットモデルとして計画された透析センターを併設する医院です。
外壁の最大の特徴となる、縦のルーバーは太陽の動きに追随するようにプログラミングされた可動式になっています。
透析室全体を覆うこのルーバーにより、カーテンの要らない開放的な透析室空間になり、患者さん方の居住性を
良くすると共に、空調負荷をかなり軽減することに成功しています。
透析治療では、真水を人肌温度まで上げるエネルギー消費量が膨大なため、太陽熱を利用してそのエネルギーの消費を
最大限抑えることにも成功しています。
また、透析室の天井に輻射パネル式冷暖房システムを構築して、ほぼ無風での温度調整を可能にしています。
患者さんのストレスも軽減できた点は透析病院建築では大きな成果ではないかと思っています。


















